北海道の道草・ファーストインプレッション

僕にとって北海道は夢の「国」。たとえばナウシカの風の谷だったり、ラピュタのシータやパズーが暮らすゴンドアの谷や炭鉱の町だったり、あるいは「北の国から」の五郎さんの暖かい家や、「ギルバート・グレイプ」や「リバーランズ・スルーイット」のような古き良きアメリカだったり、あるいは「やかまし村の子どもたち」が暮らす、北欧の質素で可愛らしい田舎の家並みだったり、、、。僕の憧れの北海道には、そんな心象風景が刻まれているのだ。



セイヨウタンポポ or アカミタンポポ?
最後に北海道を旅したあの頃、道端の草花たちを「雑草」と一括りにしていた僕である。当然今、北海道の植生についてほとんど全く知らないし分からない!北海道での暮らしにだいぶ慣れてきたこともあり、今日は町なかをぶらぶら散策することにした。とにもかくにもまずはフィールドに出る。それがナチュラリストの基本である!





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ナナホシテントウ
まずは木本。なんといってもシラカバだ!北海道はシラカバの国だ!僕にとってシラカバは特別な木。彼女をみると心がときめいてしまうのだ! そしてKing of Forest ミズナラだ。そのほか、ドイツトウヒなどマツの木々などなど。公園などには風化した赤い実がたくさん落ちている。これはナナカマドの実だろう。川沿いにはウダイカンバやヤナギ(何ヤナギだろう?)、そしてニセアカシアが多く見られる。、、、う〜ん、ニセアカシア伐採ボランティアとかないかなあ。将来の薪材確保のためバッサバッサと切り倒してやるのだが、、、彼らもかわいそうなものだ。人間の勝手な都合で厄介者扱いされているのだから、、、。



タネツケバナ
お次は草本。あっナナホシテントウみっけ!そのほかタンポポやナズナ、ヨモギ、ハコベなど、お馴染みの虫や野草に出会えたのがうれしい。、、、おや?この痛々しい草はアメリカオニアザミだろうか?う〜ん、やっぱり北海道も外来種多いみたいね、、、セイタカアワダチソウらしき枯れ草も散見されるし、、、。そういえば、北海道の有名な外来植物といえばオオハンゴンソウが思いつくけど、今はどうなっているのだろう?そもそも、生きものたちにとっては外来か在来かなんて関係ないのだ。彼らをいろいろと区別し、面倒に巻き込んでいるのは人間なのだ。彼らはただ、健気に、美しく、精一杯生きている。それだけなのに。



アメリカオニアザミ?
鳥たちといえば、スズメはもちろん、ヒヨドリやハクセキレイ、カラスやトビ、キセキレイも発見!やっぱり北海道にもいるんだあ。


ホームグラウンドが北海道になった。自然観察もゼロからのリスタートだ。それもまた、これからの大きな楽しみのひとつだ。