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畑仕事をしているとすぐ汚れる手袋。仕事で農業をしているならなおさらだ。でも、僕は道具でも、機械でも、家具でも、使い古されて、汚れて、オンボロになったものが大好きだ。だって、そこには歴史が刻まれていて、暖かみがあるから。そしてそれらは、僕にとって美しいものとなるのだ。
ふと、「風の谷のナウシカ」のじいさんたちの言葉がよぎった。
"この手を見てくだされ。わしらの姫様はこの手を好きだと言うてくれる。働き者の綺麗な手だと言うてくれましたわ。"
僕もジジイになったら、そういう手になっていたい。このオンボロ手袋のように。