雨鳴き - RainCall


僕の北海道の心象風景には、雄大な丘陵群や大空、牧草ロールが転がる牧草地帯で、ホルスタインやジャージー牛がのんびり草を食むイメージが広がっている。その中に、田圃の風景は今まで全く無かったのだ。田圃の風景というと、僕はどうしても(何故だか)東北や山陰の平野部を連想してしまうのだ。

ここ上川地方では、米作りも盛んだ。品種はもちろん「ゆめぴりか」「ななつぼし」など北海道のブランド米。谷間には延々と田圃が広がっているところが多い。僕は今日、まもなくはじまる田植えを待つ、稲の手入れをしている。


今日は朝から断続的な雨。
晴れ間が広がったかと思えば
ポツポツ、ザーザーと雨が降ったり。
そのたびに、ニホンアマガエルたちの
雨鳴きの大合唱がはじまるのだ。


みんな、雨がふってうれしいんだね。
僕も、みんなの歌声が聴けて
とってもうれしい。
仕事なんかほったらかして
今すぐ君たちを探しにいきたいなあ。