誰も知らない遠くへ



誰も知らない遠くへ はるか遠くへ
この世の果てまで 最果てまで
何かを探し求めて
あてどもなくさすらいたい
風のように


「風の谷のナウシカ」のユパのように
「ムーミン」のスナフキンのように
「ボーダー・ミュージック」のテキサス・ジャック・カーマインのように


僕にはそんな衝動がしばしば訪れる
そんなとき 僕の心は なぜかとても
懐かしく 寂しく 暖かく 悲しく しあわせな気持ちで
いっぱいになるのだ


憧れの北海道に辿り着いたいまでも
どうやらそれは変わらないみたいだ
そのわけは わかっている


僕の心が自由を求めるとき
音楽の力でその気持ちを慰め
そして鎮めるのだ


音楽を奏でれば 音楽をきけば
僕はどこにだっていける
宇宙のはじまりにも ラピュタの中庭にも
ケルト民族の祈りの場所にも ヒターノの盛り場にも


今夜は あてどもなく北海道を彷徨ったあの時に旅してみよう
いつもかけていたNIGHTNOISEの"For Eamonn"を聴きながら