初・札幌

今日は用事を済ますため札幌へ。これまで北海道には来ているが、札幌に行くのは今回がはじめてだ。富良野の北、学田から夕張国道(国道452号線)に入り、夕張山地の北側をかすめながら三笠市へ。そこから岩見沢に下れば広大な石狩平野が広がっている。札幌はもうすぐ。北海道の母なる川、石狩川の下流域だ。美瑛からの片道距離約145km、往復6時間290kmの丸一日コースである。今日はのんびり観光しているヒマはない。早く用事を済まさねば、、、!

とはいっても、一応有名どころはチラ見しておきたいっ。というわけで札幌駅、大通公園、そして時計台をパシャリ。でも、やっぱり予想していたとおり、札幌も、旭川も、東京も。僕にとって都会はぜんぶ同じで何の魅力もないところだ。横柄な人々や、モノや、自分の人生とは何の関係もない「心を惑わす余計なもの」ばかりが溢れかえり、独善がひしめきあい、そして押しつけあわれている。人工物で埋め尽くされた混沌・混乱の世界。僕にとって都会はそういう場所だ。

帰りの道中、この「コンクリートの箱庭」で見たり、起こっていたどんな物事よりも、山道で数回聞こえたミンミンゼミ(北海道にもいるなんて!!)やクルマの窓から吹く風の心地よさ、そして雄大な石狩川の光景が、僕の心で何度もフィードバックしていた。


大通り公園
札幌駅
まるで追いやられたかのように、大通りの脇にひっそり佇む時計台。
この古きよき建物には惹かれる。今度来た時は中に入ってみよう。