十勝へ −太平洋側気候と日本海側気候−

高台からの十勝平野。うーんやっぱり僕の写真の腕では十勝平野の
とんでもない広大さを表現できない、、、


今日は狩勝峠を越え十勝へ。十勝へ行くのは春に北海道へやってきてからこれでやっと2回目だ。根雪が広がる前にもう1回行ければいいのだけど、、、。


新得駅。後背には日高山脈最北の
佐幌岳、そして十勝岳連峰を望む
何度来ても思うけど、十勝平野はとにかく広い!!見渡す限りの地平線・牧場・畑。そして20km以上にもわたる一直線の道路が東西南北格子状に走っている。上富良野の平野や美瑛、ルベシベの丘からの景観も広大だけど、十勝平野で感じる広大さは体感的にその10倍それ以上にもなるだろうか。とにかく、とんでもなく広大な平野だ。


今回の行き先は新得町と上士幌町。目的は将来手に入れたい土地や、町の雰囲気を探るための「ロケハン」である。新得から上士幌に向かう途中にある、南北40kmほどにもわたる崖線「美蔓台地」、そして十勝川の流れがとっても気になるが、今回はスルー。今後のお楽しみだ。


広大な農場。こんな風景が何10km
にもわたって続く。
それにしても、十勝に来ると何となく気分が落ち着く。たぶん、十勝も長年暮らした関東地方と同じ太平洋側気候だからなんだと思っている。地平線が東南に開け、太平洋を望む平野部は標高も低く、年間の日照時間も長い。緯度こそ高いものの、いままでずっと住んでいた関東平野と風土とか空気感なんかが似ていて、何かカラダがしっくりくる・馴れている実感があるのだ。
それとはうってかわって、美瑛もある道北は日本海側気候。内地の日本海側と同じく、陽が昇る東側には山々(大雪山系)がそびえる。そして日本海を通過した大陸からの風が雲を生み、大雪を降らせる。西高東低、、、内地の日本海側に暮らす人は、もしかしたら十勝より道北の方がカラダが馴染みやすいのかもしれない。そして太平洋側に暮らす人は十勝や道東か、、、?そんなことを、帰りの道中でぼんやり考えていた。北海道の冬の夜の帳は早い。狩勝峠を登り始めた17時頃、辺りはもう真っ暗暗闇に包まれていた。