あっという間だったのだろうか、それともようやくなのか。北海道に移住してから丸1年が過ぎ、季節がひとめぐりした。北海道に、美瑛に、また春がやってきた。
ずいぶんと暖かくなり、去年のちょうど今ごろと同じように、フキノトウがそこここで蕾を開きはじめた。時折吹く春疾風と春雨。雪解けもどんどんすすみ、秋蒔き小麦の緑が畑いっぱいに姿をみせるようになった。ヒバリやキセキレイの鳴き声も聞こえてくるようになった。もうすぐ野花と虫たちも目覚めはじめるだろう。
でも、朝はまだ霜も降りている。オオハクチョウはまだ北帰行の途中みたいだ。僕もまだモンベルの温かいアンダーウェアを脱げないし、靴下の2枚履きも終わらせられない。そして、クルマの冬タイヤもまだ外せない。
、、、この1年で北海道の暮らしのこと、生きものたちのこと、ずいぶんとわかるようになったもんだなあ。北海道移住、2年目の春本番はもう目の前。そして、僕のパーマカルチャー的スローライフは、まだまだ道半ばだ。
シラカンバやミズナラなど、枯葉の茶色とのコントラストが鮮やか。 |
ミネラルたっぷりの水を含んだふかふかの土壌で、 いっぱいに蕾をひらくフキノトウ。 |