山本太郎 大西つねき れいわ新選組

山本太郎さん(右)と大西つねきさん(左)。
(2019年8月9日、れいわ新選組Facebookページから引用)



 小さな頃から漠然と抱いていた資本主義社会への違和感・気味の悪さ。そして、ナウシカたちの風の谷や、シータやパズーが暮らすゴンドアの谷や炭鉱の町、冠雪の山々の麓・雪国での、パーマカルチャーに根ざした穏やかな暮らしへの憧れ───。北海道への移住を果たして4年半、そして人生ももう半分を過ぎ、僕の幼い頃からの夢と現実が今、ついにシンクロしはじめている。はるか先を走っていた僕の夢と、走っている僕自身が今、まさに同期をはじめている。そしてその同期は、同じく小さな頃から関心が高かった、社会問題や政治問題にも当てはまる。

 2019年・令和元年7月に行われた第25回参議院選挙。やっと、、、やっと、僕が心の底から応援したい・これからずっと追っていきたい政治家・政党が出現した。


 山本太郎。大西つねき。そして、れいわ新選組だ。


 正直言って、山本太郎は小沢一郎と組んでいた頃まではまったく気にも留めていなかった。(どういう政治活動をしているかなどちゃんと調べもせずに)単なる小沢の金魚の糞にしか思っていなかった。でも、今回の参院選で小沢一郎の元から離れ、れいわ新選組を立ち上げ、東京などの街宣活動をネットやFacebookで視聴するにつけ、山本太郎という男・政治家の度量や本気さ、素晴らしさを、本領を、僕は見極めた。極めつけは以下の動画。僕はこの動画を見て泣いた。心の底から感動した。同時代の政治家の演説を聴いて泣いたのは、感動したのは、多分生まれてはじめてだ。僕はこの男に惚れた。この男は本物だ。






 そして、代表・山本太郎による、れいわ新選組の政見放送。





 僕はロスジェネ世代ど真ん中。山本太郎もそうだ。僕らロスジェネ世代は、幼い頃から、上の世代に(特に、親の世代である団塊世代に!!)、無意識のうちに虐げられてきた。罵られ、差別されてきた。抗いようのない理不尽な仕打ちを受けてきた。迫害され続けてきた!!それらは今もなお、続いているのだ!!!「時代のせいだった」なんて言い訳は断じて認めない。先のこともろくに考えず、すべて後の世代に丸投げし、放置し、バブル期に浮かれまくっていたのは、一体どの世代だ!?今、この日本社会の支配層は、一体どの世代だ!?「物質主義」の精神世界が広がる最後の世代は、団塊世代とバブル世代。その後の団塊ジュニア世代(ロスジェネ世代)から、「脱・物質主義」の精神世界がはじまった。この前後の世代には、あまりにも大きい精神世界のギャップがある。と、僕は思っている。彼らは未だに僕らロスジェネ世代を苦しめ続けているのだ!!自分たちの精神世界に広がる「物質主義」の価値観を、「脱・物質主義」の世代たちに、未だに強要しているのだ!!山本太郎の叫びは、僕らロスジェネ世代全員の、心の叫びだ!!!



 そして、大西つねき。実のところ、僕は太郎ちゃんよりも、この大西つねきさんにベタ惚れしている。なぜなら、冒頭に書いた、僕が小さな頃から漠然と抱いていた資本主義社会への違和感・気味の悪さ。パーマカルチャーに根ざした穏やかな暮らしへの憧れ。そして環境保全・エコツーリズム推進NPOで働いてきた経験などによって培ってきた、健康で健全な地球環境・生物多様性への想い。(もはや)資本主義の否定。社会資本主義(Socialized Capitalism: 社会化・公共化された資本主義)へのビジョンと希望。ベーシックインカム、MMT(現代貨幣理論)、パーマカルチャー、AIやロボティクスなどテクノロジー、シンギュラリティ、そしてパラダイムシフトへのビジョンと希望───。小さな頃から僕が夢に想い描いていた未来の人間社会像、この地球に健全に・健やかに暮らす人間といきものたち。それらすべてを、大西つねきさんが語り、そして描いてくれているからだ。おこがましい言い方になるが、僕が幼い頃から、一からひとつづつ・少しづつ築き上げ、暖め続け、発展させてきた「僕の未来のビジョン」を、大西つねきさんはなんと(多分ほとんど)すべてを持っているのだ!!参院選の選挙活動中に以下の動画を見て、僕は心を鷲掴みにされた。「静かなる電撃」が僕に直撃した。それ以来、僕は大西つねきさんに夢中になってしまった。今マジで「つねきLOVE」状態になってしまっている(笑)








 時代はついに、この二人とこの政党の目指すところに追いつきはじめたのだと思う。つまるところそれは、改めておこがましい言い方になるが、「時代が僕に追いつきはじめた」ことと同義でもある。この二人とこの政党が出現したのは、時代の要請に他ならないと、本気で思う。

 北海道への移住を果たして4年半、そして人生ももう半分を過ぎ、僕の幼い頃からの夢と現実が今、ついにシンクロしはじめた。僕はついに、「自分の信じる道」を見つけ、そして歩きはじめた。僕はついに、自分の信念を、確信を手にいれた。

 2019年。令和という時代に入った。この令和から、時代は山本太郎と大西つねき、そしてれいわ新選組の向かう方向に突き進んでいくだろう。それはつまり、僕の信念・確信でもある。





長周新聞
大西つねき氏(れいわ新選組)の演説を文字で読む 現代社会が抱える金融システムの不条理(2019年7月12日)

長周新聞による大西つねきさんの講演概括。ベーシックインカムやMMTについても触れられていて非常に読み応えがある。そして、幼い頃から育ててきた「僕の未来のビジョン」と、大西つねきさんの描くビジョンの同期が、ほとんどすべてこの講演概括に内包されている。この大西つねきさんの講演概括は、僕にとってとても貴重で、大切だ。だからここにリンクしておく。(以下は僕個人として重要だと思った箇所をピックアップしている。)

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私はもともとJPモルガンという銀行にいて、今の金融システムのど真ん中で働いてきたので、その仕組みがいかに残酷で、いかに格差拡大的であるかを身をもって体験している。震災の光景を見ながら、根本的な原因は金融システム、経済の仕組み、資本主義というような私たちの考え方、生き方にあり、これを根こそぎ変えなければ解決できないと感じた。

今の金融経済がおかしい、今の金融システムがおかしい、資本主義はそろそろ限界だ、などといっているような政党はいまだに皆無だ。誰かがそれを大きな声でいい出して、新しい勢力をつくらなければダメだと考えた。

残念ながらこの国の首相は就任した途端に「GDP600兆円」みたいなことをいっていた。そのための「一億総活躍」だ。みんなが活躍して稼げばGDPが上がる、それがみなさんの幸せと信じて疑わないという浅はかな思考の持ち主がこの国の首相だ。

売上や給料を削ったために、みなさんが好きなように消費し、自由に時間を使うことができない。それで消費が伸び悩んだとしても、輸出を維持し、作るための投資をし、政府が赤字を垂れ流しながら支出を続ければ、差し引きでGDPはプラスだ。これで「経済成長してます」「政治はうまく機能しています」と政治家も官僚も大手マスコミもずっと言い続け、野党もこれを指摘できない。経団連は輸出企業の塊みたいなものだが、これらが巨額の献金を自民党にすれば輸出企業に有利な政策をする。それによって労働者の幸せなどはとうの昔に置いてけぼりだ。これがこの30年間の日本の国家経営だ。

それに対して新しい提言をすべき野党が同じかそれ以下のレベルだからずっとこれが続いている。

例えばこの部屋に100人いたとして、1人100万円ずつ銀行からお金を借りて経済を回すとする。それぞれの銀行口座に100万円と記入されてスタートだ。みなさんがマッサージでも占いでもそれぞれサービスを交換し、お金を払ったり、貰ったりして経済を回す。1年後に100万円ずつ借金を返さないといけない。返してしまえばお金は消える。ここに5%の利息が付けば、みんなが1年後までに105万円ずつ集めようとするとお金が足りない。100万円×100人=1億円のお金しか回っていないのに、利息を含めて1人が105万円買えそうとすると500万円足りず、必ず誰かが破たんする。いまの金融システムは巨大なイス取りゲームなのだ。

日本政府の国債のもとに30年間で300兆円以上の利息が発生している。つまりそれだけお金を持っていない人からお金持ちに所得が移転されているという話だ。なぜお金という公共のもの(それがなければ経済が回せないもの)をつくるのに利息が発生し、その利息が富める者を富ませ、貧しい者から奪い続けるのか。こんなものは社会にとって意味がない。

唯一の解決策は、誰の借金でもないお金を政府が責任をもって発行することだ。早くこれに気づかなければ所得の移転が進み、いまの金融経済そのものが巨大な格差拡大マシーンになっていくし、すでになっているということだ。

みんなが当たり前だと思っている資本主義という制度も疑わなければいけない。資本主義とは、資本家のいうことをきかなければいけないという考え方だ。誰もが自由意思をもって生きているのに、週5日も6日もお金のために拘束されて動かされ続け、残りのわずかな時間だけ自分のために使える。その人がお金をもっているからというだけで、誰かのいうことを聞いて生きなければいけない理由がどこにあるのだろうか?

いますべきことは、この金融資本主義の仕組みを根こそぎ変えることだ。これ以上に重要な政治課題はないと思う。すべての政治家が命をかけてとりくむべき課題だ。地球規模の大転換が迫られている。

 日本の政治というのは、それを促進するための政治であるべきだと思う。だからまったく新しい次元の新しい政党をつくって、新しい政治を実行するべきだ。いまの既存の政党や政治家はこのレベルにはいない。なぜみなさんが世界一の黒字を稼ぎながら、こんなに苦しいのかということすらわかっていない。だから、これから世界がどこにシフトしていくのかについても考えすら及ばない。新しい次元でものごとを考える勢力を作って、国会の中に殴り込みを掛けなければいけない時に来ている。

一人一人の意識や行動が変われば、世界は変わる。みんなで日本から世界を変えよう。

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